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不動産購入時に気を付けるポイント

地域特有の自然災害

海に近ければ津波や塩害、山に近ければ土砂災害、河川に近ければ洪水の被害を受ける可能性がそれだけ高くなると言えます。
各市町村が公開しているハザードマップを確認して、どのような災害の可能性があるかを理解しておくと良いでしょう。

地盤の強さ

軟弱な地盤で建築を行う場合、経年や地震時の液状化現象による地盤沈下の発生を防止するために地盤改良工事を行う必要があります。
工事の内容によっては数百万円規模の費用が発生するため注意が必要です。干潟や田んぼ、農耕地だった土地、海や川の近くや低地は軟弱地盤である可能性が高くなります。土地の登記簿謄本の地目の履歴から、もともとどのような土地だったかわかる場合があります。また、ネット上に公開されている地盤調査データや液状化予測図から地盤の強さの見当をつけることが可能です。

隣地との境界

隣地との境界の基準となる境界標や境界線の目安になるものがない場合、境界の確定・境界標の設置を土地家屋調査士に依頼する費用が必要になります。
また隣地からの越境物がある場合、後々大きな問題にならないために最初の段階で対応することが重要です。

周辺環境

もちろん売買価格とのトレードオフですが、良いに越したことはありません。
具体的には、近隣の公共施設やお店の充実度・騒音・近所の住人・治安・墓地や火葬場、刑務所、工場、変電所などが近くにないかなどが挙げられます。

土地の形・向き・道路幅員

「後にトラブルを招き難い物件」が大事なポイントとなります。境界線を主張しやすい整形地・車がすれ違える道路幅員・陽当りの良さなどです。

昔からよく言われる「良い物件」の条件「東南角地」はいまだ人気があり売買価格は高くなる傾向にあります。これは主に陽当りによる設計のし易さに由来します。昨今では住宅建築技術や設備等の進歩により採光手段も多様化(トップライトやスリット窓等)した為かつてほど土地の向きに対するこだわりは少なくなりました。
駐車場を広く欲しい、南に面したリビングにしたいなど、自身のライフスタイルに合わせた地型、向き、道路幅員の物件を選ぶことが大事です。

建物解体費

建物解体費は買主負担とする契約や、現状のまま引き渡す現状有姿売買である場合、契約前に解体費の見積もりをとると良いでしょう。
思いがけない高額な出費になって建築計画が破綻する可能性があります。特にアスベストが使われている建物の解体費は通常の数倍するため要注意です。(当初300万円の見積もり→アスベストが使用されていたため1,500万円の出費となった事例あり)アスベスト使用の可能性が高い鉄骨造の古い建物には特に注意が必要です。

中古住宅の取得

中古住宅を購入する場合、床の傾きやきしみ、天井裏や壁内のカビ、雨漏り、シロアリ等、気を付ける点は多岐に渡ります。
購入前に住宅の状態を確かめる方法としてホームインスペクション(住宅診断)が有効です。建物に精通した者(建築士など)が第三者的な立場で、劣化の状況や欠陥の有無などを調べることで、必要なおおよそのリフォーム費用をあらかじめ知ることができます。また、建物の質を踏まえた購入の意思決定や、売買価格が妥当かどうかの判断もしやすくなります。
ただし、基本的にホームインスペクションは目視可能な範囲での検査のため、住宅のすべてを確認できるわけではありません。各施工会社の癖や事例(例:A社施工の建物は和室で雨漏りが起きる)に精通していることでリフォーム箇所の見当をつけられる場合もありますが、多めにリフォーム費用を見積もっておくことが無難です。

家の構造上の問題以外にも、部屋中の化学物質やペットの毛、カビやダニによるシックハウスやアレルギーにも注意が必要です。内見をした時には自身の体調の変化にも気を付けると良いでしょう。場合によっては床や壁クロスの張替え等の対策が必要になることもあります。